蚕がおいしい食べ物に!機能性昆虫食の「SILKFOOD チップス」を販売開始

シルクフードチップス

昆虫の「蚕」の養蚕から、蚕を使った商品開発までを手掛けるエリー株式会社(以下 エリー)が、原料に蚕を使用したSILKFOOD(シルクフード)商品の第一弾「SILKFOOD チップス」の販売を開始した。

世界的な人口増加や乱獲を背景に、牛や豚といった従来のタンパク質に代わる環境への負担が少ない代替タンパク質が注目を浴びている。昆虫は、タンパク質が豊富で栄養価が高く、⽣産に必要なエサや水、土地が少量で済むことから、次世代食糧として世界規模で「昆虫食」の研究が進められている。

この流れを受け、日本でも昆虫食関連のスタートアップ企業が増加。そのうちのひとつであるエリーは、2018年の創業当初から企業や⼤学と、蚕から生み出した機能性昆虫食のシルクフードを共同開発してきた。

シルクフードの原料になっている蚕は、飼育の歴史が長く、日本人にはなじみ深い昆虫。タンパク質や必須アミノ酸、必須脂肪酸、またミネラルを豊富に含む食材で、手軽に栄養を摂取できる。さらに健康維持に役立つ、抗酸化性や有害物質の作用を緩和する機能性成分を50種類も含有していることが最新の研究でわかってきた。

今回シルクフードの商品化第一弾となるSILKFOODチップスは、オランダせんべいで有名な酒⽥⽶菓株式会社とのコラボ商品。原材料はうるち米(国産)、植物油脂、食用蚕パウダー、食塩の4種類のみで、無添加・ノンフライの「パリっと」した食感が特徴のチップスだ。ECサイトにて販売されており、7月中旬以降大阪のURBAN RESEARCH堀江店にある「THE GOODLAND MARKET」内でも購入可能になる。エリーは今後商品を増やしていく予定で、すでに蚕のパウダーやペーストの販売が決定している。

昆虫食は、日本でも一部の店舗が扱い始めているものの、「おいしくなさそう」「見た目が悪い」など、ネガティブなイメージも根強い。とはいえ地球環境のためだけではなく、自身の健康にも良いとわかれば、積極的に摂取する人が増えるかもしれない。食糧問題は思っているよりも、ずっと身近に迫っている。昆虫食へのチャレンジが、食に対する考え方を変えてくれそうだ。

【参照サイト】シルクフードオンラインショップ
【参照サイト】エリー株式会社
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河端 麻紀

河端 麻紀

愛知県で働く30代のフリーランスライターです。旅行関連の記事を得意としています。SDGsについては現在勉強中で、働きがいも経済成長も感じられる社会を目指しているところです。休日は映画鑑賞とジョギングを楽しんでいます。

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