洗濯してきれいなはずの衣類が少し匂う、黒いカスのようなものが付いている。それは、洗濯槽が汚れているのが原因です。洗濯槽は、石鹸カスや服に付着していた食べ物のカスなどを栄養源にカビが繁殖しやすい環境。きれいになったはずの衣類にカビが……と考えるとゾッとしてしまいますよね。今回は、そんな洗濯槽のカビや汚れを撃退するクリーナーの選び方と上手な使い方について解説します。
洗濯槽クリーナーの選び方
ドラッグストアにいくと、さまざまな洗濯槽クリーナーが棚に並び、どれを選んだらいいか迷ってしまうことも。まずは、クリーナーの選び方について知っておきましょう。
クリーナーがお使いの洗濯機に対応しているかチェック
洗濯槽クリーナーによっては、使える洗濯機が限られる場合もあります。とくにドラム式は使えないタイプのクリーナーが多いため、注意しましょう。また、全タイプの洗濯機に使用可能なクリーナーでも、それぞれの洗濯機で使い方が違う場合も。使い方を間違うと、洗濯槽を傷めたり泡がふきこぼれたりする原因となってしまいます。必ず、どの洗濯機に対応しているか、どんな使い方をするかチェックしてから購入しましょう。
洗濯槽クリーナーの種類
洗濯槽クリーナーには、塩素系と酸素系の2種類があります。どちらも洗濯槽をきれいにする目的ですが、それぞれ特徴や効果が違うので、目的に合わせて使いましょう。
1.塩素系クリーナーは殺菌力
塩素系クリーナーは、殺菌効果や漂白力が強いタイプです。目に見えないカビを分解して落とします。塩素系なので、プールのようなツンとした塩素の匂いが特徴で、酸性の洗剤やお酢、クエン酸などと混ぜてしまうと有害ガスが出るので取り扱いに注意が必要です。
2.酸素系クリーナーは汚れ落とし
酸素系クリーナーは、汚れ落としに効果的なタイプです。アルカリ性の性質を持ち、発泡パワーで汚れを浮かせて落とします。「非塩素系」と表示されている場合も。冷たい水より30〜40℃ほどのお湯を使うとより効果的です。匂いもなく使いやすいため、赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭でも安心して使えます。
洗濯槽クリーナーの効果をアップさせる使い方
次に、クリーナーの効果をさらにアップさせて、洗濯槽をきれいにできる使い方のコツを紹介しましょう。
頑固な汚れにはつけおきを
つけおき洗いをすると、頑固な汚れやカビをしっかりと落としてくれます。洗濯機を使わない夜にひと晩置いておくのがおすすめです。注意したいのは、つけおき洗いができる洗濯槽クリーナーを選ぶこと。つけおきできないタイプは洗浄力が高く、つけおきすると槽を傷めてしまいかねません。
塩素系と酸素系ダブル使い
洗濯槽の掃除をしばらくしていない、購入してから一度も掃除していないなど頑固な汚れが予想されるなら、塩素系と酸素系を併用するのがおすすめです。まず、酸素系のクリーナーで全体的な汚れを落とし、そのあと塩素系で残った汚れやカビを分解し殺菌します。塩素系と酸素系のクリーナーは混ざってもとくに有害なガスは出ませんが、漂白効果がなくなってしまうので、混ざらないように注意しましょう。
定期的に洗濯槽クリーナーでお掃除を
汚れやカビが発生しやすい洗濯槽ですが、目に見えない部分が多いため、どのくらい汚れているのか分かりにくいですよね。だからこそ、洗濯槽クリーナーを使ったこまめな掃除が大切です。1〜2ヶ月に一度は掃除することをおすすめします。

みすみぞの いずみ

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