いつも通り洗濯しても落ちない頑固な汚れに悩んでいるなら、つけおき洗いがおすすめ。普段の洗濯にプラスするだけで、すっきりきれいになります。また、つけおき洗いには、汚れ落ちがアップするだけでなく、染み付いたにおいを落としたり、型崩れや生地が傷むのを防いだりする効果も。今回は上手なつけおき洗いの基本の手順や、タイプ別のつけおき洗いのポイントについて詳しく解説します。
上手なつけおき洗いの基本の手順と詳しいやり方
まずはつけおき洗いの基本となる手順と、やり方についてご紹介しましょう。
1.深めの容器にぬるま湯、もしくは水を入れる
衣類の量や大きさに合わせた容器を用意し、40℃前後のぬるま湯を入れましょう。ぬるま湯を使うのは洗剤に含まれる酵素がもっともよくはたらき、皮脂汚れを分解しやすい温度のため。しかし衣類によっては熱に弱い場合もあるため、つけおき前に洗濯表示を確認しましょう。
2.洗剤を入れる
洗剤は普段使っているものでOKですが、とくに汚れやにおいがひどいものは、液体洗剤よりも洗浄力の強い粉末洗剤を使うのがおすすめ。さらに頑固な汚れやにおいの洗濯物は、粉末の酸素系漂白剤を使うとすっきり落とせます。いずれの洗剤の場合もラベルの表示を確認し、お湯に対して適切な洗剤の量を入れることが重要です。
3.衣類を入れて10分〜1時間ほど放置する
衣類をたたんで入れたら汚れの度合いなどに応じて、10分〜1時間ほど放置します。汚れやにおいがひどいからと長時間つけおきするのはNG。雑菌が繁殖したり、生地が傷んだりする原因となります。
4.洗濯機に入れていつも通り洗濯、もしくは脱水する
つけおきが完了したら、洗濯機に入れていつも通り洗濯しましょう。また、しっかり汚れが落ちているようなら何度か水をかえてすすいだ後、脱水だけ洗濯機でおこなってもOK。
タイプ別つけおき洗いのポイント
つづいて、汚れや衣類のタイプ別につけおき洗いのポイントをみていきましょう。
黄ばみやにおい
黄ばみやにおいは繊維にこびりついた皮脂が原因のひとつ。ぬるま湯を使い、粉末の酸素系漂白剤を使ってつけおきしましょう。お湯の温度が下がるのを防ぐため、ラップで覆うなどするのも効果的です。
シミ汚れ
食べこぼしなどのシミ汚れも、ぬるま湯と粉末の酸素系漂白剤でつけおきするのがおすすめです。カレーやケチャップなどによる頑固な汚れは、シミ部分にあらかじめ台所用洗剤で軽くもみ洗いしておくと汚れ落ちがアップします。
泥汚れ
泥汚れは洗う前に乾燥させ、繊維に入り込んだ泥を古歯ブラシなどで落としてからつけおきしましょう。ぬるま湯を使い、洗剤は泥汚れ専用のものを使うのがおすすめです。
デリケート衣類
デリケートな衣類は洗濯表示を確認し、お湯の温度や洗剤に注意しましょう。つけおき中もごしごしもみ洗いなどはせず、汚れが気になる場合には軽く押し洗いでOK。
つけおき洗いで洗濯の悩みを解消!
諦めていた衣類のしつこい汚れやにおいは、つけおき洗いで解決しましょう。上手なつけおき洗いのポイントは、お湯の温度や洗剤の使い分けです。ただし、必ず事前に衣類の洗濯表示を確認してくださいね。また、仕事に育児にと忙しい毎日を送っているなら、家事代行サービスを活用するのもおすすめ。つけおき洗いのテクニックを習得して、洗濯上手になりたいですね!

みすみぞの いずみ

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