国内最大の雑貨の見本市に、環境について考える人・モノが集結!「サステナブルグッズEXPO」参加レポート

国際サステナブルグッズEXPO

近年、ファッションや食事などあらゆる業界で注目されている「サステナブル(持続可能な)」というキーワード。生活雑貨においても、環境に配慮したサステナブルなアイテムが増えてきています。

そんな昨今のトレンドを受け、国内最大のライフスタイル商材の総合展示会「第16回ライフスタイルWeek夏」に「サステナブルグッズEXPO」が登場。6月30日から7月2日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された展示会には、エコ、エシカル、オーガニックなどの環境に配慮したグッズを扱う企業のブースが多数出展されました。

今回はLife Huggerの編集部スタッフが、この記念すべき「第1回サステナブルグッズEXPO」に行ってきました。当日会場で気になった、最新のサステナブルグッズをいくつかご紹介します。

INAGI SUMI

「INAGI SUMI(稲城炭)」は1970年創業の稲城市の造園会社、株式会社芝堅が、造園業から出る剪定枝葉を有効活用しようと生み出した、環境に優しい脱臭炭。INAGI SUMIは、四方が緑に囲まれた自然豊かな環境にある自社工場で、炭にする過程でセラミックをまぶして作られた、セラミック炭という脱臭能力、空気浄化能力、調湿能力に優れた炭。これまでに、し尿施設などで使われている業務用の吸着剤を作っており、今回は初の家庭用商品を販売します。

1箱に3袋入っており、靴やペットのトイレ、クローゼットやごみ箱など臭いの気になる場所に1~3袋を置いて使用します。脱臭機能は開封後約1年ほど続き、使用後は燃えるゴミとして廃棄できます。袋から炭を取り出し、プランターの土や水耕栽培の水に10~30%程度混ぜて使うと、植物の根の健康が促進されます。ギフトボックスに入れれば、新居祝いや、引っ越し祝い、挨拶がわりのギフトとしても利用できそうです。INAGI SUMIは、7月16日から自社のHPで販売予定です。今後は全国のインテリアショップ、銘品ショップ、旅館、温泉施設、カタログギフトなどでも購入できるよう販路を拡大する予定です。

【参照サイト】INAGI SUMI

甘酒専門店のオリジナル甘酒「神楽坂甘酒」

「神楽坂甘酒」は、神楽坂の甘酒専門店「のレン MURO」が、大分県の酒蔵で造られる酒米を使い添加物不使用で作った甘酒です。のレン MUROは、北海道から沖縄まで全国各地から選りすぐりの甘酒を扱う、全国でも珍しい甘酒専門店で、国産の甘酒を選りすぐり、約90種類を常時販売しています。江戸時代には夏バテを防ぐ飲み物として広く庶民に愛されていたとされており、近年では「飲む点滴」ともいわれている甘酒。酒の文字が入っていますが、ノンアルコールのため、妊婦や子ども、アルコールが苦手な方、仕事や運転の予定がある方でも、老若男女問わず飲むことができます。

神楽坂甘酒を試飲させてもらったのですが、砂糖不使用とは思えないほど、一口飲んだだけで自然な甘さが口いっぱい広がりました。展示ブースには甘酒以外にも米麴を使った入浴剤やハンドクリームなど、女性にとって嬉しい商品がたくさん置かれていました。

香の具

「香の具(kanogu)」は、アロマ・フレグランスを製造販売しているGRASSE TOKYO(グラーストウキョウ)株式会社が販売している、100%天然のエッセンシャルオイルと塗料を混ぜ合わせた絵の具です。絵を塗りながら香りを楽しむことができ、色を混ぜるように誰でも簡単に新しい香りを生み出すことができます。

香りは、ゼラニウム(あか)、ジュニパーベリー(あお)、イランイラン(きいろ)、パチュリ(みどり)、オレンジ(だいだい)、ラベンダー(むらさき)、シダーウッド(ちゃいろ)、ユーカリ(しろ)、ブラックペッパー(くろ)の9種。どれも香りが爽やかで、子どもから大人まで楽しんで使うことができそうです。過去に「東京ビジネスデザインアワード2018」や「日本文具大賞2020 機能部門」において優秀賞を受賞しています。

【参照サイト】香の具
【参照サイト】AXIS Webマガジン「東京ビジネスデザインアワード2018」インタビュー
【参照サイト】文具のとびら 「日本文具大賞2020 機能部門」

芽が出る鉛筆

「芽が出る鉛筆(スプラウト・ペンシル)」は、短くなって使いづらくなった鉛筆を、捨てる代わりに土に植えると​、花や植物へと生まれ変わります。鉛筆のおしり部分に、種子入りの植物性カプセルが入っているので、そちらを土に埋め、数日間待ちます。種の種類によりますが、約1~4週間程度で芽が出てきます。

芽が出る鉛筆は本体の木の部分も含め100%天然素材で作られています。鉛筆の芯は鉛不使用でグラファイトと粘土のみを使用。最終的にすべて土に還る鉛筆です。現在用意されている植物は、ひまわり、バジル、セージなど全部で10種類。書く→植える→育てる→楽しむというサイクルを通して、環境のことについて考えるきっかけになりそうです。

【参照サイト】芽が出る鉛筆 スプラウト・ペンシル

小田陶器「THO」

「THO(トウ)」は、家庭から回収した不要食器を粉砕したリサイクル粉を、50%配合して作られた食器です。THOを生産している小田陶器株式会社は、美濃焼の産地で白磁の器を約100年にも渡り作り続けている陶磁器メーカー。「材料の枯渇化が進んでいるのに陶磁器は再生できない」という現状を変えようと、産地内外のたくさんの人と協力して作った、自然環境への優しさがつまった器です。

シンプルで色合いも落ち着いており、自宅にある食器と合わせて使っても、シリーズを揃えて使っても食卓を彩ってくれそうです。

【参照サイト】小田陶器 THO

100%天然素材ストロー

「100%天然素材ストロー」は、東京都立産業技術研究センターが、合成樹脂糊などを使用せず、東京都檜原村の間伐した杉材や、群馬県産の食品用こんにゃく粉など、すべて国産の天然由来の材料で製造したストローです。商品化に向けて、江戸時代から続く、折箱、御神札などの木材製品を製造販売する木具定商店と共同で開発。100℃の飲料水(飲料食品)にも長時間耐えることができます。

【参照サイト】100%天然素材ストロー 東京都立産業技術研究センター

編集後記

今回紹介した中で、気になる取り組みをしている企業や商品はありましたか?使う人のことを考え、地球環境に配慮したアイテムに出会えたサステナブルグッズEXPO。当日は企業の担当者の方に、どのような想いで作っているのか、製造過程でどのような苦労があったのかなど、開発ストーリーを直接聞くことができました。コロナ禍ということもあり、作り手の方と顔を付き合わせての対話が難しい中、このような機会はとても貴重でした。

サステナブルEXPOの会場で触れた担当者の想いや、バイヤーたちの関心の高さから、環境に配慮した商品やサービス開発は、今まさに各方面から注目されている領域ではないでしょうか。これからも、私たちの生活を豊かにしてくれる、サステナブルな雑貨たちから目が離せませんね。

【関連サイト】国際 サステナブル グッズ EXPO【夏】| ライフスタイル Week【夏】
【参照ページ】【新規開催】サステナブルグッズが集結!全国から3万名のバイヤーが来場|リード エグジビション ジャパン株式会社のプレスリリース

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Life Hugger 編集部

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