【やってみよう!コンポスト】初心者でも大丈夫、おうちで始める簡単コンポスト

コンポスト」とは、微生物などの生き物の力を借りて、枯れ葉や生ごみを分解、発酵させて堆肥を作ること。自宅で実践すると、生ごみを捨てずに済むので、ごみが減り、ごみ出しが楽になります。

コンポストには、置き場所や頻度によって、さまざまなやり方があります。わが家でも1年半ほど前から、プランターを使ったお手軽コンポストや「キエーロ」を取り入れています。始める前は少し不安もありましたが、今ではすっかり慣れ、負担を感じることなく続けられています。

今回は、たくさんあるコンポストの中から、初心者でも取り組みやすいものに絞って、4つご紹介します!

1. 庭やプランターに埋める

もし、庭やプランターがあるなら、最初の方法としては、まずそこに野菜くずなどを埋めるのがオススメです。やり方は極めてシンプルで簡単。庭なら穴を掘って中に生ごみを入れ、上から生ごみが見えないように土をかぶせるだけ。プランターの場合は、土を入れたプランターに穴を掘り、そこに生ごみを入れ、上からしっかり土をかぶせるだけです。数日~1週間後に確認すると、生ごみの分解を確認できると思います。実験のような感覚で試してみてください。

わが家でも「コンポストをやってみたいけれど、無理そう」と躊躇していた時に、ダメもとで、この方法をやってみました。埋めたものが臭ったら嫌だな…と思っていたので、入れたのは野菜の切れ端のみ。初冬から埋め始め、春に土の中を見てみたら、野菜くずが分解されて消えていました。その後も少しずつ野菜くずを入れ続けたところ、ジャガイモの芽が発芽。面白いので育ててみたところ、じゃがいもを収穫できました。小学生の子どもたちは大喜び!ちょっとした食育にもなりました。

コンポスト-庭

左上が、ジャガイモです。

2. ずっと使い続けられる「キエーロ」

キエーロ」は、黒土に含まれるバクテリアの力を活かし、生ごみを分解、消滅させるコンポストです。神奈川県の葉山町で生まれ、全国に広まっています。

ベランダに設置できるミニサイズのものから、庭に設置する大きめサイズまであるので、家の大きさ、住まいの形態に応じて実践できます。キエーロの使い方は簡単。通気性のある木の箱の中に黒土が入っており、穴を掘って生ごみを入れ、土をかぶせます。これを数日おきに繰り返します。

時期にもよりますが、早いと数日間で生ごみが消えます。多くのコンポストの場合、しばらくすると土をガーデニングに使うなどして入れ替える必要があるのですが、キエーロは、土を替えることなく、半永久的に使い続けられます。

キエーロは、量販店では売っていないので、自作する人が多いです。購入したい方は、まずはお住まいの地域の自治体がキエーロをおすすめしているかどうか調べてみてください。自治体によっては、補助金で安くキエーロを買えるところもあります。(違う自治体の人でも買えることもあるようなので、問い合わせてみてください。)

わが家では、縦70cm、横幅1m弱のキエーロをDIYし、庭に設置しています。3日に1度くらいの頻度で、生ごみを入れているのですが、特に大きな問題も起こらず、快適に使い続けています。

コンポスト-キエーロ

庭に設置してある、わが家の自作キエーロ

キエーロについてより詳しく知りたい方は、動画などで確認してみてください。

3. おしゃれな外観が魅力のLFCコンポスト

福岡県で生まれた「LFCコンポスト」は、スタイリッシュな見た目と、便利なシステムで人気を集めています。使うのは、LFCオリジナルのトートバッグ。この中に付属の土を入れ、そこに生ごみを定期的に入れます。手で持てるほどの大きさなので、ベランダなどにも気軽に置けます。定期便を利用すると、自分に都合のよいサイクルで、コンポスト基材が届きます。若干コストはかかりますが継続しやすく、困った時はアドバイザーに相談できるところなども、初心者にとっては心強いです。

Life Hugger編集部がある、日本橋のハーチのオフィスでも、LFCコンポストを使用しています。

コンポスト-LFC

ハーチのオフィスにあるLFCコンポスト。パッと見た感じでは、コンポストだとは思えません…!

4. 段ボールコンポスト

段ボール箱に腐葉土、米ぬか、洗濯ネットなどを入れておき、そこに生ごみを入れ、発酵させる方法です。インターネットで「段ボールコンポスト」と検索すると、いろいろなやり方が出てくるので、自分に合った方法をまねしてみてください。

プランターや庭に埋める方法に比べれば多少材料費がかかりますが、段ボールコンポストは基本的に非常にリーズナブルです。腐葉土、洗濯ネットは百円ショップで入手できますし、米ぬかは精米機の裏から取ったり、お米屋さんに頼んだりすれば、無料で手に入れられます。庭やプランターがなくとも、身近に手に入る材料だけで始められるところが魅力です。

実は、自宅でプランターコンポストを始める前に千葉県のウェブサイトにある段ボールコンポストを実践したことがあります。この時は米ぬかの量が少なかったため、生ごみの分解があまり進まず、途中で断念しました。そのうち、また挑戦したいと思います。

コンポスト-段ボール

宅急便の段ボールやスーパーに置いてある無料の段ボールを使って、気軽に挑戦してみましょう!

まとめ:まずは気軽にスタートしてみよう!

今では家族で楽しくコンポスト生活を送るわが家も、コンポストをやってみたいと思い始めてから、実行に移すまでにはそれなりに時間がかかりました。「臭ったらどうしよう」「土に埋めるのが面倒くさそう」「鳥や動物が集まってきたら困る「虫がわいたら嫌だな」など心配ごとが出ては消え、出ては消え…気づいたら数カ月が過ぎていました。

これでは仕方ないと思い、段ボールコンポスト、プランターコンポスト、キエーロといろいろ試してみたら、意外と手間がかからず、無理なく続けることができました。今はキエーロに週3回ほど生ごみを埋めているのですが、1回の所要時間5分程度なので、1週間で15分程度の作業で済んでいます。この数分の作業だけで、次のごみの回収日まで気になる生ごみの臭いや、生ごみによるごみ袋の重さから解放されるので、家事の負担軽減という意味でも、コンポストはお得で便利な方法だと感じています。

コンポストが初めての時は、まずは気負わず、小さく、ひっそりとスタート。うまくいったら少しずつ規模を大きくしてみましょう。まわりのコンポスト実践者も「まずは実験感覚で、少しずつ試してみたよ」という人がほとんどです。

時には休んでもOK。ゆるく楽しく、コンポストをやってみましょう!

【関連ページ】【コンポスト~実践編】食育にも役立つ、プランターコンポストで野菜作りに挑戦!

The following two tabs change content below.
曽我 美穂

曽我 美穂

曽我 美穂(そが みほ)。2008年にエコライター・エディター・翻訳者として独立。雑誌やウェブサイトで編集、撮影、執筆、翻訳などをおこなっている。主なテーマはエコな暮らしやSDGs、環境問題。私生活では2009年生まれの娘と2012年生まれの息子の二児の母でもある。現在、富山県在住。個人サイト:http://www.slowmediaworks.net/

家事代行サービスを探す